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「自分ひとりで世界が成り立っているわけではない。
みんなが支え合い、調和し合ってこそ、人間の世界は成り立っていくのだ。
この地球は、大勢の生き物が共に生きていく場所であり、自分ひとりの世界ではないのだ」ということを、子供たちに知ってもらうことが大切です。
そうした「共生の心」から芽生えていく「慈しみの心」という、ものを、学校でもっともっと教えていく必要があります。
「この世界は、個人がバラバラに生きて競争し合う、〃万人の万人による闘争〃の世界である」と認識することは間違っています。
子供には、「世界は仏の御国である」という正しい世界観を教えていく必要があるのです。
それから、日本の仏教界に長く流れてきた「悉皆成仏」の考え方から派生する「精進の否定」、というものも、改めていかなくてはなりません。
人間の未熟な点に目をつぶり、「すべての人は善人である」「テストを受ければ、だれもが一○○点である」というような態度では、真の意味の向上はありません。
悪に対して目をつぶってしまうと、悪を除くことができなくなり、進歩もそこで止まってしまいます。
もちろん、一人ひとりが持っているよい点を見つめていくのは大切なことです。
それと同時に、現在の自分にとって未熟な点、もっとよくなりたいと希望する点などを見つめて、努力しようとするところに、成長の出発点があるのです。
「現状を維持するのがよいことなのだ」ということになると、教育の意味がなくなってしまいます。
学校教育において直していかなくてはならないものに、〃宗教オンチ〃ということもあります。
現在の学校では、「無宗教」を前提として教育を組み立ててところが、宗教に対する欲求を、政府の弾圧によって完全に消し去ろうとしたのが共産主義国です。
現在、日本の学校では、宗教を追い出し、〃疑似共産主義国家〃のようなことが行なわれているのです。
その結果、どのような社会が展開しているでしょうか。
倫理観の欠如した青年たちを数多く生み出しているのです。
第二次大戦後、日本人は長いあいだ宗教的欲求を抑えられてきたため、宗教の正邪が見分けられなくなってしまいました。
そのため、異常なことを説いている宗教団体に対して、その異常さが分からないばかりか、逆に「洗脳」されいるため、間違った宗教を流行らせる原因にもなっていると思います。
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